一条工務店の窓のルールを教えて!
どんな種類やサイズがある?
一条工務店は「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」がグランスマートやアイスマートの標準仕様で、断熱性と防犯性に優れた業界トップレベルの窓です。
性能は最高レベルですが、横長FIX窓などの種類が少なめで、設置ルールも自由度が低いのが難点…。
この記事では、2026年に一条工務店のグランスマートで打ち合わせをした私が、窓のルールや種類を徹底解説します。
窓選びに失敗しないポイントも紹介するので、家づくり中の方は確認してみてくださいね。
この記事を書いた人

一条工務店の窓の種類
一条工務店の窓の種類は、以下の4つで分けられます。
それぞれを順番に解説します。
建物グレード別の種類

一条工務店は建物のグレードによって、窓の種類が違います。
| 窓の性能の種類 | 建物タイプ |
|---|---|
| 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ | グランスマート グランセゾン アイスマート |
| Low-E ガラス(ダブルサッシ) | アイキューブ |
最高峰の断熱性と防犯性を求めるなら、「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」がおすすめです。
一般的な住宅の「ペアガラスアルミサッシ」と比べると、断熱性能は約6倍!
熱の出入りは窓からが半数以上と言われていて、窓の断熱は最重要ポイントです。

グランスマート、グランセゾン、アイスマートではトリプル樹脂サッシが標準仕様で、一部を除いて追加料金なしで付けられます。
アイキューブ以下のグレードでは「Low-E ガラス」となり、一般的な高性能ハウスメーカーの窓と大差はありません。
みりん一条工務店の最高峰の断熱性を求めるなら、グランスマートなどのトリプル樹脂サッシをおすすめします。
開閉の形による窓の種類(引き違い窓・開き窓・FIX窓・一体型連窓)
一条工務店の窓は、開閉の形によって大きく4種類があります。
| 窓の種類 | 断熱性 | 採光 | 通風 |
|---|---|---|---|
| 引き違い窓 | 普通 | 普通 | 最高 |
| 開き窓 | 良い | 普通 | 普通 |
| FIX窓 | 最高 | 最高 | 不可 |
| 一体型連窓 | 良い | 良い | 普通 |
それぞれのメリットとデメリットを解説します。
引き違い窓


引き違い窓は、横にスライドする窓で、日本の住宅によく使われる一般的な窓です。
窓が大きく開くので風通しには最適ですが、ガラス戸が重なる部分に隙間ができやすく、断熱性は他の窓より劣ります。
「サッシの掃除が面倒」と考えて、なるべく引き違い窓を減らす人もいます。
開閉のしやすさは一番優れているので、よく開けることが想定される窓は引き違い窓を採用するのがおすすめです。



リビングの掃き出し窓や寝室、子供部屋など通風予定の窓は引き違いを選びました!
開き窓


一条工務店の開き窓は「横滑り出し窓」のみで、「縦すべり出し窓」はありません。
引き違い窓と違って窓が90度までしか開かないない分、通風は普通ですが気密性が上がり断熱に期待できます。
開き窓に網戸を付ける場合、網戸が窓より内側になるのも検討のポイントです。
引き違い窓のようにサッシのレールの掃除は不要ですが、窓を開けてから網戸を閉める順番になるので、開閉の隙に虫が入る可能性があります。
- よく開ける窓:引き違い窓
- あまり開けない窓:開き窓
窓の開閉の頻度に合わせて、種類を決めるのがおすすめです。
一条工務店では換気システムがあるので2時間で空気が入れ替わるため、基本的には窓を開けなくても問題ありません。
一方で、季節の変わり目や匂いがこもったときなど、サッと空気を入れ替えたいときには窓を開けられると便利です。



我が家も半分ぐらいの窓は、開ける想定をしています。
FIX窓


FIX窓は「はめ殺し窓」とも呼ばれる開閉できない窓で、光を取り入れる目的で選ばれます。
一条工務店の窓はサッシが厚め(太め)ですが、FIX窓はすっきりしているので、同じサイズでも光を取り込める量が多く、掃除も簡単です。
断熱性も一番優れているので、明り取りだけが目的の場合はFIX窓を検討しましょう。
一条工務店のFIX窓の種類は以下のとおりです。
- 横長FIX窓
- 縦長FIX窓
- 四角いFIX窓
- 大きなFIX窓(オプション)
大いサイズのFIX窓はオプションですが、通常の横長FIX窓や縦長FIX窓は追加料金なしで採用できます。
FIX窓は法律上の「採光窓」にあたるものの、「換気窓」にはならないため、部屋の換気計算でNGが出た場合は開けられる窓に変える必要があります。
玄関や洗面所、脱衣所などの換気計算が不要な部屋や、高窓や地窓などに選ばれています。



準防火、防火地域とグランセゾンでは横長FIX窓が採用できません。
一体型連窓


一条の特有の窓として、一体型連窓があります。
一体型連窓はFIX窓と開き窓がセットになった窓で、「開けられる窓を採用したいけれど、気密性は下げたくない」と考える方に選ばれています。
一体型連窓はサイズの種類が少ないため、居室などは換気の計算で採用できないことも。
我が家も断熱性と掃除の楽さで、子供部屋や和室に一体型連窓を希望していましたが、法律上の問題で諦めました。
引き違い窓を極力減らして、開き窓と一体型連窓を中心に採用すると気密性は上がるので、こだわりたい方は設計試算に相談しましょう。



できるものなら私も一体型連窓を採用したかったです…
J・F・Yの窓の違い
一条工務店の窓の品番を見ると、頭に「J」「F」「Y」が付く3つの種類があります。
- Jサッシ:樹脂サッシ
- Fサッシ:準防火地域用樹脂サッシ
- Yサッシ:防火地域用樹脂サッシ
Jサッシは、準防火地域や放火地域に該当しない、一般的なおうちで選べる窓です。
一方で、準防火地域はFサッシ、放火地域はYサッシからの選択となります。
Jサッシは一番種類が多いですが、Fサッシはやや種類が減り、Yサッシは一番少ないです。
準防火地域用のFサッシでは、横長FIX窓などが選べないのがデメリットですが、準防火でトリプル樹脂サッシで気密性が確保できるハウスメーカーは貴重です。
準防火地域に該当しても、延焼ラインにかからない部分はJサッシが使える場合もあるので営業さんや設計さんに相談してみましょう。



一条工務店で建てられる方の8割ぐらいは、Jサッシに該当すると思います。
一条工務店の窓サイズ表
一条工務店の窓サイズ表を作ってみました。(Jサッシ)
同じマス内の窓のサイズは一緒なので、開き方の種類や大きさの検討に活用ください。
| 横 縦 mm | 228 | 405 | 600 | 743 | 1198 | 1545 | 1653 | 2487 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 467 | フJF4415 引J4415 | 引J5515 | フJF5915 引J5915 | 引J8615T | ||||
| 603 | 四角→ | フJF2020 開JK2020 | 開JK2420 | 引J4420 | ↑ ←横長 | 引J5920 | ||
| 906 | フJF2030 開JK2030 | 開JK2430 | 引J4430 | 腰窓→ ↓ | 引J5930 連JM5930 | 引J8630T 連JM8630 | ||
| 1175 | フJF1042 | フJF1542 | フJF2042 開JK2042 | フJF2442 開JK2442 | 引J4442 | 引J5542 | 引J5942 連JM5942 | 引J8642 (引J8650) 連JM8642 |
| 1900 | フJF1061 | フJF1561 | フJF2061 開JK2061 | フJF2461 開JK2461 | 引J5561 | フJF5951 引J5961 | 引J8661 引J8661T | |
| 2174 | ↑縦長 | → 掃き出し | 引J5571 | 引J5971 | 引J8671 引J8671T |
オプション窓:JMF5955、JMK5955
一条工務店の窓サイズ表を画像で見る


一条工務店は、他のハウスメーカーと比べると窓のサイズの種類がやや少なめです。
とはいえ、大小さまざまなサイズの窓があり、一番小さい窓と一番大きい窓は以下のとおりです。
- 一番小さい窓:600mm×603mm(FIX窓、開き窓)
- 一番大きい窓:3397mm×2174mm(引き違い窓)
開き窓やFIX窓は2連や3連の連窓にもできます。



いろいろな窓を組み合わせて、採光や換気の計算をクリアしましょう!
一条工務店の窓の3つのルール
一条工務店の窓には、3つのルールがあります。
それぞれを順番に解説します。
窓の数のルール
一条工務店は、基本的に窓が標準仕様ですが、数や設置場所によってはオプションになるルールがあります。
| オプション | 部屋名 |
|---|---|
| すべての窓 | トイレ 浴室 納戸 ウォークインクローゼット |
| 2畳以下の窓 | 玄関ホール シューズクローク 脱衣所 洗面所 ユーティリティ 吹き抜け |
| 窓の数による | LDK、居室など |
一条工務店では、トイレや浴室などの水回り、納戸やウォークインクローゼットなどの収納の部屋に窓を採用する場合、オプションとなります。
また、玄関ホールやシューズクロークなどの玄関周りや、脱衣・洗面・ユーティリティ、吹き抜けが2帖以下で窓を採用する場合はオプション料金が必要です。
脱衣2帖と洗面2帖の場合、どちらも窓はオプションですが、脱衣2.5帖と洗面1.5帖のように区切りを変えると、脱衣所の窓1つは標準仕様にできます。



我が家は脱衣所に窓が欲しかったので、脱衣2.5帖と洗面1.5帖にしました。
一条工務店のLDKや居室の窓は基本的に標準仕様ですが、部屋の広さに対する上限を超えるとオプションになります。
標準仕様の個数は以下のとおりです。
| 部屋の大きさ | 窓の標準数 |
|---|---|
| 2帖超~3帖以下 | 1つまで |
| 3帖超~10帖以下 | 2つまで |
| 10帖超~16帖以下 | 3つまで |
| 16帖超 | 4つまで |
窓の個数ですが、同じ種類の窓をつなげて並べる連窓の場合、3つつなげても窓の数は1つとみなされる一条ルールがあります。
窓をたくさん付けなければ超える心配はありませんが、LDKに高窓を設置する場合は要注意です。
一条工務店の勾配天井で高窓を採用した場合、この数も窓の数に含まれます。
窓が5つになってしまうなら、LDK(20帖)をL(8帖)とDK(12帖)に分けるとオプションを回避できる可能性があります。
ただ、部屋の仕切りや垂れ壁など、部屋の区切りがはっきりわかる間取りでないと分けてもらえないため、間取りの工夫が必要です。
工夫が難しそうなら、一番小さくて安い窓をオプションに計算してもらいしましょう。
窓の種類や大きさによりますが、小さめの窓なら数万円で採用できるものがたくさんあります。
角に設置する窓のルール
一条工務店では、角の窓はどちらかにしか設置できないルールがあります。
正確に言うと、角のどちらかには91cm(1マス)の耐力壁が必要なので、玄関ドアなども当てはまります。
例えば、積水ハウスが得意とする「クリアビューデザイン」のように、端まで窓を連ねるのは苦手です。



角の2辺を両方とも窓にしたり、コーナー窓を採用したりはできません。
端がすべてNGではなく、どちらか一方のみであれば窓にできる(耐震上、必要な壁は除く)ので、それを踏まえて窓の位置を考えましょう。
窓を設置する位置のルール(高さや位置の変更)
一条工務店の窓が付けられる位置は、半マス(45.5cm)単位で調整できます。
横の位置を細かく指定できないので、ちょうどソファのセンターに合うように…と窓を配置するのは難しいです。
ただ、「45.5cmずらす」他にも「左(右)に合わせる」といった選択肢はあります。
窓の大きさを変えたり、位置を工夫したりすると、自分が付けたい位置やイメージに近づけます。
ちなみに高さは、断熱材や施工ができない部分を除いて1cm単位での調整もOKです。
- 和室や玄関の足元に地窓を作る
- 転落防止に子供部屋の窓を高めにする
- キッチンのカップボードの間に窓を付ける
このような要望も、構造上の問題がなければできます。
ただ、窓の高さは揃っていた方が綺麗なケースが多いため、内観はもちろん外観も意識して窓の位置を決めましょう。
一条工務店の窓で後悔しない5つのポイント
一条工務店の窓で後悔しない5つのポイントをまとめました。
それぞれの項目を見ていきましょう。
採光と通風どちらの目的か考える
一条工務店の窓で後悔しないためには、窓を付ける目的を1ヶ所ずつ考えることが大切です。
窓の種類によって、採光と通風のどちらに向いている窓かが違ってきます。
| 窓の種類 | 断熱性 | 採光 | 通風 |
|---|---|---|---|
| 引き違い窓 | 普通 | 普通 | 最高 |
| 開き窓 | 良い | 普通 | 普通 |
| FIX窓 | 最高 | 最高 | 不可 |
| 一体型連窓 | 良い | 良い | 普通 |
採光目的で開けることがない場所なら、FIX窓の採用がおすすめです。
FIX窓はガラス面が広いので光を多く取り込めて、防犯面でも安心感があります。



通風なら引き違い窓が一番で、部屋の2辺に窓があると空気の入れ替えがしやすくなります。
窓の数は適切かシミュレーションする
一条工務店は断熱性や気密性を重視するハウスメーカーなので、窓の提案は弱めです。
- 窓を増やすと気密性が下がる
- 窓を開けなくても換気システムで十分
これらの考え方が基本で、「明るいリビング」や「自然を感じる」などの提案は少ない印象があります。
施主の方も窓は最低限と考えているなら、建築基準法上の採光基準を満たせばOKですが、明るさや風通しを重視したい場合は窓の数が少なすぎないか考えましょう。
逆に、窓を付けすぎると気密性が下がったり、家具を置きにくくなったりとデメリットもあります。



窓は多すぎず少なすぎずが難しいですね。
窓の高さが家具と干渉しないか検討する
一条工務店は窓のサイズによって、いくつかの高さがあります。
1cm単位で高さを指定できるものの、高さがバラバラだと違和感が出やすいので、こだわりがある場所以外は基準の高さを変えない方が良いでしょう。
一条工務店の窓でよくある床からの高さは、以下のとおりです。
- 244mm;履き出し窓、縦長FIX窓など
- 969mm:開放感を出したい部分の大きめの窓
- 1238mm:一条工務店で一般的な窓
- 1541mm:高めの位置の窓
- 1677mm:横長FIX窓など採光目的の窓
居室などで一番よく使われるのは、床から1238mmの高さの窓です。
床から1238mmであれば、机やある程度の高さの家具とも干渉しづらく、子供も身を乗り出しにくい高さで、子供部屋などにも選ばれています。
もう少し大きい窓で開放感を出したい場合には、床から969mmの高さの窓を選ぶとよいですが、後に後悔しないように配置する家具を考えておきましょう。
床から1541mmや1677mmは、外からの視線が気になりにくい、高めの窓です。
採光を目的に選ぶのがおすすめで、居室を床から1541mmの窓にすると採光計算でNGがでる可能性もあります。



居室の窓の位置が高すぎると、閉塞感を感じる人もいます
窓ガラスの色は透明とかすみを使い分ける
一条工務店の窓は、ガラスが「透明」と「かすみ」が選べます。
- 透明:一般的な透明の窓
- かすみ:外からの視線を感じにくい窓
かすみガラスは、隣地の窓との距離が近い部分や、通行人からの視線が気になる部分におすすめです。
履き出し窓やバルコニーの窓などは透明を選んで、眺望を楽しんだり抜け感を出したりするのがよいでしょう。



かすみ窓は日中レースカーテンなしで過ごせます
掃除のしやすさや方法を考えておく
一条工務店の窓に限らず、引き違い窓はサッシ部分の掃除が手間です。
掃除のしやすさを重視するなら、開ける予定がない窓はFIX窓にしたり、開き窓もや一体型連窓も検討したりしましょう。
また、高い位置に付ける窓は「かすみ」にすると眺望は望めませんが、汚れが目立ちにくくなります。
「透明」の高窓は、どのように掃除するのかも考えて採用するのがおすすめです。



掃除を楽にしたいなら換気窓は開き窓を中心に選びましょう!
一条工務店の窓のよくある質問
一条工務店の窓のよくある質問に答えます。
一条工務店の窓は重い?
一条工務店の窓は、トリプルガラス(ガラスが3枚)のためダブルガラス(2枚)より重いです。
そのため、高さ180cm以上の窓にはキックハンドルという小さい力で開けられるハンドルが標準仕様で付きます。
大型ハンドルは2,200円のオプションで付けられます。
一条工務店の窓は結露する?
一条工務店の窓は「冬に結露する」と言われることがあります。
ハニカムシェードを閉めっぱなしにすると結露しやすいので、シェードの下を数センチあけておくのがおすすめです。
一条工務店の窓が割れたらガラス交換費用は?
一条工務店の窓ガラスは防犯ガラスになっているため、一般的なガラスより割れにくいです。
ただ、割れてしまうと交換費用が必要です。
窓のサイズによって費用は違うため、サポートセンターに問い合わせましょう。
一条工務店の窓のメーカーは?
一条工務店の窓は自社工場で組み立てています。
高性能な樹脂サッシをコスパ良く提供できるのは、メーカー品ではないからです。
一条工務店の網戸や窓シャッターは標準仕様?
一条工務店は、網戸や窓シャッターがオプションです。
一条工務店の網戸は不要か悩みますが、窓を開ける可能性がある箇所には設置するのがおすすめです、
窓シャッターは採用率は低めですあが、電動も手動も計画できます。


一条工務店の窓のルールと種類についてまとめ
一条工務店の窓のルールと種類について解説しました。
- 一条工務店で採用できる「トリプル樹脂サッシ」は業界最高峰の性能
- 気密性を高めるにはFIX窓や一体型連窓を効果的に使う
- 部屋の角や設置位置にはルールがある
窓は採光や通風はもちろん、部屋の印象を決める重要なポイントです。
打ち合わせでは最後まで妥協せずに理想の窓の種類や位置を叶えましょう!
表では書ききれなかったこと、あります。
週刊Webマガジン始めました。確定した間取りや打ち合わせのリアルを毎週お届け!
こだわりポイントや選択肢・値段・失敗談まで、ブログでは書けない踏み込んだ内容を限定公開しています。


