「一条工務店の下がり天井の費用はどれぐらい?」
「オプションクロスや間接照明でおしゃれにできる?」
一条工務店には、3種類の下がり天井があります。
キッチンの天井に採用して緩やかに空間を区切れたり、間接照明を入れて奥行きを持たせたりと、意匠性を高められるのが魅力です。
この記事では、2025年に一条工務店のグランスマートで打ち合わせ中の私が、下がり天井について詳しく解説します。
一条独自のオプションもあるので、下がり天井を検討している方は参考にしてみてくださいね。
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一条工務店の下がり天井の種類と費用
一条工務店には、3種類の下がり天井があります。
施工 | オプション費用 |
---|---|
下がり天井施工 | 33,000円~ |
間接照明 水平タイプ | 27,280円~ |
やむを得ず下がる | 無料 |
それぞれを順番に見ていきましょう。
下がり天井施工

一条工務店では、オプションで「下がり天井施工」ができます。
下がり天井(折り下げ天井)といえばキッチンに採用する方が一番多く、一条でも多くの施主さんがキッチンの天助を下げていておしゃれです。
下がり天井施工のオプション費用は33,000円からで、施工の範囲や位置によって変わります。
例えば、私は以下の範囲で3マス×2.5マスの7.5マス(3,75帖)の下がり天井を検討しました。

この範囲でオプション費用は50,000円でした。
施工の範囲の広さや、何辺の壁に面しているかなどで費用は変わるようなので、設計士さんに聞いてみましょう。
「下がり天井施工」の費用は、天井を下げる施工に対する部分のみの価格なので、以下の施工は別料金です。
- アクセントクロスを貼る
- 間接照明を入れる
クロスや照明に凝り出すと、下がり天井1ヶ所で10万円を超えることもあります。
ただ、空間が一気におしゃれになるため、費用対効果は悪くないでしょう。
キッチンだけでなく、リビングや寝室、テレビの上などを下がり天井にすることもできます。
空間をゆるやかに区切りたい、メリハリを持たせたい、逆に落ち着いた感じを出したい…など、下がり天井は雰囲気をつくってくれます。

キッチンの下がり天井に木目のクロスは、一番人気の施工です!
間接照明 水平タイプ


一条工務店には「間接照明ユニット」のオプションが2種類あり、「水平タイプ」は下がり天井のような施工になります。
先に紹介した「下がり天井施工」に追加して、水平タイプの間接照明を仕込めるだけでなく、テレビの上などの小さな範囲であれば間接照明ユニットだけで下がり天井になります。
例えば、3マス(約270cm)の施工であれば費用は37,730円です。
間接照明ユニットの優れているところは、照明込みでの金額なので別途照明を計画・購入する必要はありません。
普通に施工すると照明込みで10万円近くになるものが半額以下なので、計画できる部分がある方は検討してみましょう。
一条工務店の工場でつくられるユニットのためかなりコスパがよい反面、4つの注意点があります
- 下がり天井の奥行きは30cm
- 左右に壁が必要
- 間接照明の光色は昼白色か電球色で調光は不可
- 幕板部分にクロスは貼れない(ピュアホワイトor造作色合わせ)
一条工務店の間接照明の水平タイプは、下がり天井の奥行きが30cmです。
これより奥行きを深くする場合は、「下がり天井施工」と「間接照明 水平タイプ」の2つのオプションを組み合わせる必要があります。
テレビの上、和室の一角、トイレなど、コンパクトなスペースに下がり天井+間接照明を取り入れるのに最適です。


左右に壁が必要なので、テレビの後ろ計画するとき半マス(45cm)の袖壁を設けましょう。
構造上の問題で耐力壁が出現してしまった場合でも、上手く間接照明ユニットを付けられれば、逆におしゃれになる可能性がありますよ。
一条工務店の間接照明ユニットの光色は、昼白色か電球色で調光はできないので、こだわりがある方は要注意です。
また、幕板部分にクロスは貼れず、ピュアホワイトor造作色合わせになります。


天井にあたる部分にはクロスを貼れますが、幕板はクロス不可なので違和感が出ないように気を付けましょう。
実際は幕板の部分に間接照明が入るため、幕板の高さは4~5cmになります。



間接照明ユニットにはアクセントクロスを貼らず、白にしておくのも良さそうです!
やむを得ず天井が下がる
一条工務店の下がり天井には、広範囲に使える「下がり天井」と省スペースを照らせる「間接照明ユニット」を検討できますが、他にもやむを得ず天井が下がるケースがあります。
配管やダクトなどが原因になることが多く、これらのやむを得ず天井が下がるケースの費用はもちろん無料です。
希望の間取りでやむを得ず天井が下がった場合の選択肢は、以下の3つの選択肢があります。
- 気にしない
- 天井が下がらない間取りに変える
- 下がり天井の範囲を広げる
やむを得ず天井が下がっても気にならない場所であれば、そのままスルーしましょう。
気になるなら、天井が下がらない方法はないか設計試算に相談して、間取りの一部を変更するのもおすすめです。
もしくは、下がり天井の範囲を広げて、意匠性を高めることもできます。
ただ、「キッチンの一部だけが下がっているのはイマイチ」とキッチン全体を下がり天井にする場合は、下がり天井施工のオプション費用が必要です。



予算と相談しつつ、下がり天井を検討しましょう。
一条工務店の下がり天井は何cmがおすすめ?
一条工務店の下がり天井は、10cmぐらいにする方が多いです。
- 5cm
- 10cm
- 15cm
それぞれの下がり方をパース図で見ていきましょう。
5cmの下がり天井


5cmの下がり天井は、圧迫感を最小限に軽やかに空間を区切れます。
間接照明なしで重たい雰囲気にしたくない方は、5cmを検討しましょう。
10cm下がり天井


10cmの下がり天井は、一条工務店でも計画する方が多い下げ方です。
ある程度メリハリを持って空間を分けられるだけでなく、圧迫感も感じにくいので迷ったら10cmで相談してみてください。
15cm下がり天井


15cmの下がり天井は、ぱっと見て厚みが感じられるので重厚感があります。
間接照明を入れる場合は、15cmぐらいあった方が良いので、照明計画も合わせて検討しましょう。
一条工務店の下がり天井におすすめのオプションクロス
下がり天井におすすめの一条工務店オプションクロスを3種類紹介します。
- 木目(IC-7001・8001)
- グレー(IC-5021)
- ヘリンボーン(IC-9003)
それぞれを見ていきましょう。
木目(IC-7001)


「下がり天井といえば木目」をイメージする方も多いぐらい、木目は鉄板のアクセントクロスです。
一条工務店のオプションクロスでは、IC-7001が人気があります。
キッチンや床材の色によって、どの木目がぴったりか変わってくるので、一条だけでなくサンゲツやリリカラなどのクロスも検討してみるのがおすすめです。
グレー(IC-5021)


木目以外の下がり天井を考えている方におすすめなのが、グレーです。
一条工務店のオプションクロスIC-5021は、もやもや感のあるおしゃれなグレーでキッチンの下がり天井にもおすすめです。
下がり天井にはやや薄めのカラーなので、メインクロスや住設を白や淡めの色にしている方に向いています。
ヘリンボーン(IC-9003)


下がり天井の木目で差をつけるなら、ヘリンボーン柄はいかがでしょう?
V字が連続するジグザグ模様で、普通の木目とは違った魅力があります。
一条工務店のオプションクロスには3種類のヘリンボーン柄があり、おすすめはIC-9003です。
下がり天井のアクセントクロスは、ある程度濃い色の方が映えるので、「ちょっと濃いかな」と思うぐらいがぴったりです。
一条工務店の下がり天井についてまとめ
一条工務店の下がり天井について解説しました。
- 一条工務店の下がり天井の施工は5万円前後でできる
- 間接照明やオプションクロスは別途費用が必要
- テレビの上などの省スペースには間接照明ユニット水平タイプがお得
下がり天井は空間のメリハリになるので、予算に余裕があればぜひ採用したい施工です。
キッチンやテレビの上など、施工したい場所を設計士さんに相談してみてくださいね。