「グレイスキッチンのワイドカウンターを採用したい」
「寸法や使い勝手はどう?」
グレイスキッチンは、一条工務店グランスマートの標準仕様で採用できるキッチンです。
グレイスキッチンが登場した当初は飾り棚が付いたタイプがメインでしたが、2024年にはワイドカウンターが登場!
我が家もワイドカウンターを採用するかとても迷って、サイズやカラーなどを調べまくりました。
すでに住宅展示場でも取り入れられているので、写真と合わせて紹介します。
グレイスキッチン ワイドカウンターとは?

グレイスキッチン ワイドカウンターは、一条工務店のグランスマートの標準仕様です。
一部のカラーを除いて追加料金なしで選べるので、グランスマートの施主ならぜひとも採用したいですね。
グレイスキッチンには以下の4種類があり、壁付ハイカウンターとワイドカウンターが人気を二分しています。
壁付ハイカウンター | グラビオエッジの壁あり |
---|---|
オープンハイカウンター | 手元が見えにくい |
ワイドカウンター | フルフラットで収納もあり |
壁付けタイプ | コンパクトなキッチンにも |
グレイスキッチンが登場したときは、グラビオエッジの壁と飾り棚が付いたハイカウンターが主流でした。


ハイカウンターは手元が見えずおしゃれですが、フルフラットを希望する声も多く、2024年にグレイスキッチンにもワイドカウンターが登場。
空間が広く見えて圧迫感がないので、アイランド型でもペニンシュラ型でも採用しやすいですよ。
グレイスキッチン ワイドカウンターの寸法(サイズ)
グレイスキッチン ワイドカウンターのサイズは、以下のとおりです。

- 幅:273cm
- 奥行:105cm
- 高さ:85cm(80cm、90cm)
- 作業スペース:80cm、95cm、106cm
グレイスキッチンの幅は273cmで、ワイドカウンターも飾り棚ありも同じです。
一条工務店の間取りは1マスが91cmなので、3マス×91cmの273cmと同じ大きさになります。
実際は壁の厚みがあるので少し3マスから出ますが、通るのには問題ない幅です。
グレイスキッチン ワイドカウンターの奥行きは105cmで、スマートキッチンのワイドカウンターと同じ寸法です。
高さは80cm、85cm、90cmから選べるので、今使っているキッチンを測ってみて使い勝手の良い高さを決めましょう。
キッチンとカップボード(65cm)の間の作業スペースは、80cm・95cm・106cmです。
展示場の多くは106cmのゆったりした幅でつくられていますが、一般の家庭では95cmなどがよく選ばれています。
グレイスキッチン ワイドカウンターのカラーと値段
グレイスキッチン ワイドカウンターは、扉色が5色・天板が5色から組み合わせができます。
扉のカラーとオプション料金を見てみましょう。
扉カラー | オプション |
---|---|
ホワイト | なし |
サンド | なし |
グレージュ | なし |
ダーク | なし |
ナイトストーン | 132,000円 |
グレイスキッチン ワイドカウンターは、4つのカラーはオプション料金なしの標準仕様です。
2025年7月に登場したナイトストーンのみ、132,000円のオプション料金が必要です。
天板はグラリオカウンターは標準、天然御影石はオプションです。
天板カラー | オプション |
---|---|
ホワイト(グラリオ) | なし |
ベージュ(グラリオ) | なし |
ブラック(グラリオ) | なし |
グレー(御影石) | 181,500円 |
ブラック(御影石) | 181,500円 |
グラリオはパナソニックのLクラスにも使われているスゴピカ素材で、傷や汚れに強く高級感があります。
アイスマートのキッチンはグラリオカウンターがなかったため、御影石の採用率が高めでしたが、グレイスキッチンではグラリオを選ぶ方が多くなっています。
いくつか、人気のカラーの組み合わせを見てみましょう!
扉ダーク×天板ブラック

グレイスキッチン ワイドカウンターで重厚感を出したいなら、扉ダーク×天板ブラックの組み合わせがおすすめです。
どちらも追加料金なしで採用できて、かっこいいキッチンが叶います。
扉グレージュ×天板ベージュ

グレイスキッチンの人気カラーと言えば、グレージュ!
天板をベージュにするとやわらかい雰囲気が加わって、キッチンに明るさも感じられます。
さらに明るい雰囲気にしたいなら、天板をホワイトにして、扉はサンドかホワイトを選びましょう。
扉ナイトストーン×天板ブラック

グレイスキッチン ワイドカウンターは、新色のナイトストーンも人気です。
扉色の変更オプションは132,000円ですが、画像のようにカップボード・水栓・シンク・IHヒーター・レンジフードもブラックで統一しようと思うと、追加費用が合計30~40万円ぐらいかかるとのこと。
今までの一条工務店にはなかった洗練された雰囲気なので、オプションでも採用したくなりますね。
グレイスキッチン ワイドカウンターの4つのメリット
グレイスキッチン ワイドカウンターは、4つのメリットがあります。
- 飾り棚なしで収納しやすい
- フルフラットで解放感がある
- 掃除がしやすい
- カウンターで食事や勉強ができる
順番に解説します。
飾り棚なしで収納しやすい
グレイスキッチンの壁付タイプは、「飾り棚に置くものがない」「棚の掃除が面倒」など使い勝手が悪いと感じる方もいます。
飾り棚は間接照明も付いていて、上手く見せる収納ができれば理想的ですが、物置になるとおしゃれさが半減します。
その点、グレイスキッチン ワイドカウンターは引き出し収納なのでリビングに散らかりやすい紙類や小物などもスッキリまとめられます。
- 保育園や学校からもらってきた手紙
- 薬やマスク、ティッシュ
- 文具・工具類
リビングにはこれらが散らかりやすいですが、ワイドカウンターの引き出しがあれば片づけやすくなります。
壁付タイプも引き戸の収納があるものの奥行きは20cmと8cmで、無印良品やセリアなどの収納ケースを駆使しないと納まりが悪くなります。
グレイスキッチン ワイドカウンターの引き出しは奥行きが30cmほどあるので、使い勝手は抜群です。
収納が苦手な方や、さっと放り込める引き出しが好みの方には特におすすめです。
フルフラットで解放感がある
グレイスキッチン ワイドカウンターの一番のメリットは、フルフラットの解放感です。
- 部屋が広く見える
- 暗いカラーを選んでも圧迫感がでにくい
- 小さい子供がいても見渡しやすい
同じ部屋の畳数でも、設備や家具の高さが低ければ部屋は広く見えます。
立ち上がりや壁が付いていない分、部屋を広く見せることができます。
特に暗いカラーを選ぶ場合、ワイドカウンターにすると圧迫感が少なくおしゃれになりやすいです。
立ち上がりがないとキッチンから部屋全体を見渡しやすいため、小さい子供がいる家庭も安心です。
掃除がしやすい
グレイスキッチン ワイドカウンターは、天板がフラットなので掃除がしやすくなります。
コンロもIHを選ぶと、ふきんで一気に端から端まで拭けるため、短時間でも清潔を保ちやすいです。
立ち上がりがあると角の部分に汚れやゴミが溜まることがよくありますが、ワイドカウンターなら掃除が楽ですね。
「片づけの後に毎日拭く」と決めておけば、きれいな状態が続きます。
カウンターで食事や勉強ができる
グレイスキッチンのワイドカウンターは、カウンターチェアを用意すれば使い道が広がります。
- 朝ごはんやおやつなどの軽食
- 子供の勉強
- 食事の盛り付けの手伝い
キッチンとダイニングテーブルの横並びの配置ができなかったとしても、ワイドカウンターを使えば配膳が一瞬で完了します。
朝ごはんやおやつなどの軽食のときは、ワイドカウンターが便利。
子供の勉強や食事の盛り付けの手伝いにも有効活用できます。
グレイスキッチン ワイドカウンターの4つのデメリット
グレイスキッチン ワイドカウンターには、デメリットもあります。
- キッチンの散らかりが見えやすい
- 水や油の跳ねが気になる
- リビング・ダイニングが狭くなることも
- 標準で採用できるグラビオエッジの場所が減る
採用前に確認しておきましょう。
キッチンの散らかりが見えやすい
グレイスキッチンのワイドカウンターは、手元を隠せないためキッチンの散らかりが全方位から見えます。
- 朝ごはんと昼ごはんの片づけをまとめてする
- 夫の帰りが遅く、食べ終わった食器が朝までそのまま
共働きで忙しいと、朝ごはんと昼ごはん、または夕食の片づけをまとめてする家庭も多いでしょう。
家族の夕食の時間が違う場合、食洗器に間に合わなかった食器は朝までそのままになるケースもよくあります。
このような場合、残っている洗い物が見えやすいため、気になる方にワイドカウンターはおすすめしません。
「後から片づけよう」が多いなら、手元の立ち上がりがある方が普段の見栄えは良くなります。
水や油の跳ねが気になる
グレイスキッチンのワイドカウンターは、水や油の跳ねが気になることがあります。
オイルガードなどである程度は防げますが、派手に調理するとカウンターだけでなくダイニング側の床も汚れやすいです。
ワイドカウンターで採用できるオイルガードはロータイプ27cmで、オプション16,500円でハイタイプも選べます。
グレイスキッチンのワイドカウンター自体は掃除が楽なので、汚れた都度拭くようにすると清潔です。
リビング・ダイニングが狭くなることも
ワイドカウンターは奥行きが105cmあるので、リビングやダイニングが狭くなる可能性があります。
少しでもLDのスペースを確保したいなら、カウンターは付けない方が使える床面積が増えます。
LDKの広さが限られている方は、ダイニングテーブルを置いて通路が狭くならないかなど、シミュレーションをしてみましょう。
標準で採用できるグラビオエッジの場所が減る
グレイスキッチンの壁付ハイカウンタータイプは、壁部分のグラビオエッジが標準で施工されます。
ワイドカウンターの場合は、カップボードのベースとウォールの間のみになるためお得感は減ってしまいます。
グラビオエッジは大建工業の商品で、1㎡あたりの値段は14,490円。
グラビオエッジはLDKの高級感のあるアクセントになるため、他の部分にアクセントクロスを貼らなくてもおしゃれに仕上がります。
グレイスキッチンのワイドカウンターでは、カップボードの間部分のみにグラビオエッジが施工されるため、逆に他のアクセントクロスを喧嘩しないメリットはあります。
グレイスキッチン ワイドカウンターについてまとめ
グレイスキッチンのワイドカウンターの仕様や寸法などを解説しました。
最後に、ワイドカウンターを選ぶべき方をおさらいしておきましょう。
- 飾り棚を活かせる気がしない
- LDKの開放感や家族とのつながりは大切
- 掃除の手間を減らしたい
グレイスキッチンのワイドカウンターは広々したおしゃれな空間がつくれます。
標準仕様で選べるカラーも多いので、採用してみてくださいね。